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先進地に学ぶ!土地改良区への事務委託で持続可能な組織づくりへ

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地域の農地や水路などの農業資源を守る「多面的機能支払交付金事業」
日々、草刈りや泥さらい、水路の補修、各種報告書の作成など、地域の維持管理活動にご尽力いただいている活動組織の皆さん、こんなお悩みありませんか?

そんな地域の負担を減らし、活動を将来へつなぐヒントを探るため、塩谷町及びしおやと塩谷南部の両土地改良区の皆さんと共に、先進的な取り組みを行っている那須烏山市内の2つの土地改良区へ現地調査に行ってきました!
今回は、その調査で見えてきた「事務受託」の魅力と成功の秘訣をご紹介します。

先進地に学ぶ!2つの土地改良区の取り組み

今回お伺いしたのは、長年にわたり多面的機能支払事業の事務を受託している烏山土地改良区と荒川南部土地改良区です。

1. 烏山土地改良区:長年の実績と細やかな事務サポート
平成20年度から事務受託を本格稼働させている烏山土地改良区では、土地改良区の職員さんが2名体制で地域組織の事務をサポートしています。
○申請書、請求書、実施状況報告書などの作成
○会議資料の作成や案内通知の発行
○通帳・領収書の整理、金銭出納簿の作成
○参加者名簿や活動写真の取りまとめ・編集
地域の皆さんが「現場での活動」に専念できるよう、煩雑な書類手続きを一括して支援する体制がしっかり整っていました。

2. 荒川南部土地改良区:一体的体制と「草刈り応援隊」で省力化!
荒川南部土地改良区では、定款に多面的機能の保全事務を受託できる旨を明記し、広域組織の事務全般を土地改良区が一手に引き受けています。
さらに事務面だけでなく、現場活動の省力化や地域活性化にも大きな工夫が見られました!
【広域化と予算の効率活用】
複数の集落をまとめることで、交付金を一括受給。
草刈り機の共同購入費用や各集落の活動費へ柔軟に活用しています。
【機械化による負担軽減(草刈り応援隊)】
自走式ハンマーナイフモアや乗用草刈り機を導入!
作業難所や法面の草刈りを横断的にサポートし、高齢化に伴う労力負担を大幅に減らしています。
【地域の魅力アップ&関係人口の創出】
JR烏山線沿線のひまわり畑づくりやホタルの生息環境整備、稲刈り・餅つき体験など、地域外の人々や学校、行政と連携した取り組みを展開。
メディアにも取り上げられ、地域住民の誇りやモチベーション向上に繋がっています。

土地改良区への「事務委託」で生まれる3つのメリット

今回の現地調査を通して、事務委託には次のような大きな効果があることが分かりました。
1. インフラ維持管理のパワーアップ!
土地改良区の通常予算と交付金(草刈り・小修繕など)を組み合わせることで、限られた予算でも効率的で質の高い施設管理が可能になります。
2. 事務負担の激減とガバナンス(透明性)の向上
ネットバンキングやデータ管理を一括して行うことで、集落ごとの事務負担が大幅に軽減され、ミスや不透明さのない厳格な出納管理が実現します。
3. 地域の繋がりと「生きがい」の維持
事務手続きに追われることがなくなるため、住民同士の交流イベントや保全活動に力を注ぐことができ、組織の形骸化を防ぐことができます。

これからの取り組みに向けて

事務委託を進める上では、「年度末・年度初めの業務集中への対応」や「パソコン・デジタル処理スキルの確保」など、いくつか解決すべき課題もあります。
しかし、適正な委託料の設定や、事務局と地域の役割分担(「写真は地域で撮る」「書類作成は土地改良区で行う」など)を明確にすることで、持続可能な協力体制が作れることが実感できました。
「うちの地域でも事務委託を検討してみたい」「詳しく話を聞いてみたい」という活動組織の皆さん、ぜひお気軽に協議会までご相談ください!

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