
高齢化や人口減少、そして農業の担い手不足――。
こうした課題に直面する農村地域で、今、心強い動きが始まっています。
2025年5月8日、23組織から成る保全協議会の構成員、且つ事務を請け負う小山用水土地改良区は、栃木ゴールデンブレーブス、銅市金属工業、斉藤組、坪野谷紙業の4者とともに、「農業農村保全活動連携協定」を締結しました。
これらの企業はすべて、小山市に拠点を構える地元企業。地域の未来を共に支えるパートナーとして、新たな協働の形をスタートさせました。
🌾地域を支える“草刈り隊”が始動!
今回の協定では、農地や水路の草刈り、泥上げといった農地維持活動を中心に、企業が地域の保全活動に参加します。
今後は「草刈り隊」の結成や、地域の人と企業をつなぐ「つながる広場」の活用など、活動の幅を広げていく予定です。
🤝多様な人材が地域を支える時代へ
この取り組みの大きな意義は、地域の課題を“地域だけ”で抱え込まず、企業や多様な人材と連携して解決しようとしている点にあります。
企業にとっても、地域とのつながりを深めることで、社員の地域貢献意識が高まり、CSRやSDGsの観点からも大きな価値があります。
🌟地に足のついた地域づくり
「地域の未来は、地域の中だけでなく、地域に関わるすべての人とともに築いていくもの」
そんな想いが、この協定には込められています。
企業と農村が手を取り合い、持続可能な地域社会を目指すこの取り組みは、今後の地域づくりのモデルケースとなるかもしれません。