
「農業用水って、ただの水じゃないんだ。」「農地って、お米を作るだけじゃないんだ。」
そんな気づきが、今、地域の中で少しずつ広がっています。
茨城県常総市の岡田地区環境保全会とともに、つくば市にある農研機構農村工学研究部門を訪れました。
目的は、農村の多面的機能をどうすればもっと多くの人に伝え、地域を超えた交流へとつなげていけるか。そのヒントを探るためです。
💧農業用水やため池が持つ「知られざる力」
農業用水やため池は、作物を育てるためのインフラであると同時に、地域の防災、景観、生態系、さらには人と人とのつながりを支える多面的な機能を持っています。
しかし、その価値はまだまだ一般には知られていません。
特に、農地の集積が進む一方で、施設の保全管理を担う人材の裾野を広げることが急務となっています。
だからこそ、農業に直接関わらない人たちにも、これらの施設の価値を伝えていくことがとても大切です。
👧子どもたちが学び、大人が変わる
農研機構では、次世代の担い手である小学生に注目しています。社会科で地域を学ぶ4年生、農業を学ぶ5年生は、農業用水やため池の機能や歴史に強い関心を示してくれます。
そして驚くべきことに、「子どもに伝える」という行為が、大人の意識を大きく変えるのです。
最初は「教える」つもりだった大人たちが、いつの間にか「この地域を誇りに思ってほしい」「自信を持って生きてほしい」という願いを込めて語り始める。
そんな姿が、各地で見られるようになっています。
🌱多面的機能支払交付金活動に、あなたも参加してみませんか?
この活動は、農業者だけのものではありません。地域に住む人、企業、学校、そして子どもたち――多様な人が関わることで、農村の未来はもっと豊かになります。
もちろん、労力や費用の課題もあります。でも、土地改良区の事務局、役員、組合員、そして行政が一体となって支えることで、乗り越えられる壁もあります。
「農業用水って、ただの水じゃないんだ。」「農地って、お米を作るだけじゃないんだ。」
その気づきが、地域を変える第一歩になるかもしれません。
📣こんな方におすすめ!
・地域活動に関心があるけど、何から始めていいかわからない方
・子どもと一緒に地域の自然や歴史を学びたい方
・企業として地域貢献を考えている方
・農業や農村の未来に関心があるすべての方
ぜひ、お問合せ下さい。
また、筑波大学にもお邪魔しました。
ロボットスーツHALです。

おまけ。
ひょんなことから中小企業診断士の堀田誉さんとお近づきになりました。
