多面的機能支払交付金とは

農業・農村は、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成等の多面的機能を有しており、その利益は広く国民が享受しています。

しかしながら、近年の農村地域の過疎化、高齢化、混住化等の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また、地域の共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する担い手農家の負担の増加も懸念されております。

多面的機能支払交付金は、このような状況に鑑み、平成25年度まで実施してきた「農地・水保全管理支払交付金」を組み換え拡充されたもので、「中山間地域等直接支払交付金」及び「環境保全型農業直接支払交付金」と並んで日本型直接支払制度の一つであり、農地維持支払と資源向上支払の2本立てとなっています。

農業者等による組織が取り組む水路の泥上げや農道の砂利補充等の地域資源の基礎的保全活動及び地域住民を含む組織が取り組む水路・農道等の軽微な補修や植栽による景観形成等の農村環境の良好な保全といった地域資源の質的向上を図る共同活動に支払われる交付金であり、地域資源の適切な保全管理を推進することにより、農業・農村の有する多面的機能が今後とも適切に維持・発揮されるとともに、担い手農家への農地集積という構造改革を後押しします。

農業・農村の多面的機能の紹介

大人向けパンフレット
「農業・農村の多面的機能」
子供向けパンフレット
「農業・農村のいろいろな働き」
農業・農村の多面的機能とは
(簡易版リーフレット)
21世紀への提言 Solution
農業・農村の多面的機能を見直そう
(パンフレット)

活動組織

令和4年度取組地域図
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